サウジアラムコ、将来の原油不足を予測 投資欠如で

サウジアラムコのナセルCEOが、将来の原油不足を予測しています。

シェールオイルの生産を合わせても、現在の投資の欠如が将来の原油の減産につながるとみている。世界の需要を満たすためには今後5年間で日量2000万バレルの増産が必要だという。

ナセル氏は「シェールオイルなどの比較的小規模な投資では乗り切れない」と述べた。

近年の原油安により、最近は新たな油田の探鉱・開発への大規模な投資が行われていません。

原油価格はOEPCの減産分をシェールオイルの増産が賄っており、低迷が続いていますが、長期的にはシェールオイルの増産では賄えない供給不足に陥る可能性があります。

油田の探鉱・開発は、数ヶ月や数年でできるようなものではありません。時間をかけて進める必要がある大規模なプロジェクトです。需給バランスが逆転すると、供給が回復するまで時間がかかるので、原油価格は高騰する可能性があります。

もちろん、サウジアラムコIPOへの準備を進めており、原油高の方が同社にとっては有利なので、ナセルCEOの発言はポジショントークという面もあると思いますが、可能性としては十分にあり得ると思います。

問題は、原油の需給バランスが逆転するのが「いつか」、正確には誰にも分からないことです。

出典: サウジアラムコ、将来の原油不足を予測 投資欠如で - WSJ