地下鉄サリン事件で死者数が13人だったのは、医療現場での事前の備えと奮闘があったから起きた奇跡

地下鉄サリン事件では13人もの死者が出ました。

そして、負傷者は約6300人に上り、今も重い後遺症に苦しんでいる人も多くいます。

これに対して、サリンという「猛毒」を、地下鉄車内という「密閉空間」で使用したテロとしては、死者が少なかった、という意見があります。

確かに、事件が起きた状況を見ると、数百人規模の死者出てもおかしくなかった規模のテロです。

この規模と凶悪性を持ったテロで、死者が13人だった、というのは、もっと多くの犠牲が出てもおかしくなかったという状況を考えると、奇跡に近いことです。

ですが、これは偶然起きた奇跡ではありません。

先日105歳でお亡くなりになった日野原医師をはじめ、多くの人が地道な研究と学びを続け、いつ起こるかもわからない事態に対して備えをしていたから起こすことができた、奇跡です。周囲の批判がある中で、過去の経験や社会的責任から使命を全うした方々を心から尊敬します。