【読書】ニクソンとキッシンジャー - 現実主義外交とは何か

ニクソンキッシンジャー - 現実主義外交とは何か」を読みました。

ニクソン大統領と聞くと、ウォーターゲート事件の印象が強いですが、在任期間中には側近のキッシンジャーとともに、ソ連との関係修復、米中和解、ベトナム戦争終結と、冷戦から脱却する新たな世界構造への転換という、外交上の大きな成果を成し遂げています。

ニクソンキッシンジャーは、それまでの国防総省やワシントンの議会、官僚を排して、二人の独自の構想のもとに世界秩序の再構築を目指します。

なぜベトナム戦争で間接的に戦っていたソ連とアメリカの関係が修復したのか、どのようにしてイデオロギーが異なる中国と和解できたのか、いかにして泥沼とまでいわれたベトナムから撤退したのか、冷戦という大国間の緊張が最大限に高まった世界構造の中で、二人は新たな世界秩序を構想し、現実主義に基づく外交戦略でその構想を実現していきます。現実主義に基づく外交戦略とはどのようなものだったのか、その真髄に迫ります。